かんかんムスメの黙々読書記録

家は無くてもお金がなくても。

折り合いとは簡単に言うけれど:こだま『夫のちんぽが入らない』講談社文庫

『夫のちんぽが入らない』を読んだ。 読むまでもなく印象にのこるその大胆なタイトルをネットで眺めるだけで、それだけで満足して済ましていた本でした。久々にTwitterのTLで見かけて、あぁ、読まなきゃ、と思ってkindleで買って読んだのです。 てっきり「ち…

分子生物学者の生態学:福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書

4月3日、朝日新聞に福岡伸一氏の「ウイルスという存在 生命の進化に不可避的な一部」*1という記事が掲載された。 ちょうどこの頃は東京を中心に全国的に感染者の増加が観測されて、緊張感が高まっていた時期だった。武漢から始まった都市封鎖は欧米各国に…

感染症は主権の所在を問いかける:飯島渉『感染症の中国史』中公新書

2020年、中国の武漢を発生源とする新型コロナウイルスによって、世界は突如として混乱に陥り、これからもどうなるのか世界中の人々がヒヤヒヤしているのではないでしょうか。 そういう時こそ歴史に学ぼう、ということで、 飯島渉『感染症の中国史』(中公新…

こんにちは はじめまして

『かんかんムスメの黙々読書記録』へようこそ。 ブログ主のかんです。 みなさんお元気ですか。 (この言葉がただの社交辞令ではなくなりつつありますよね。みなさんお元気ですか?) 誰もがご存知の通り、現在日本は新型コロナウイルス(COVID-19)による政…